2007-2010

大学院を修了し、金沢を拠点に制作をおこなっていた時期の作品。生活の中で身の回りにあるモノを多く対象に描き、特に近江町市場で購入した魚介類、その中でもー烏賊シリーズーを多く描いていた。対象をただ写実的にとらえるのではなく、敢えて実物よりも巨大に描く事で、単純な写実ではない表現を模索していた。またより色彩を意識し、裏彩色をおこなう事で麻紙の持つ風合いを活かしつつ、岩絵の具の質との共存、融合を目指して制作を行なっていた。